なんかねぇ、間違ってなんかをクリックしたんでしょうねえ…スマホの画面がちょっとクリーム色になりました。
調べたら、目には、このクリーム色の方がいいみたいです。ま、結果オーライということで!
さてさて、今の時期、喜劇団R・プロジェクトは稽古をやっております。
唐突ですが、僕は何でもシンプルがいいと思ってます。シンプルが一番強いと。
でもね、シンプルが一番難しいと…
もちろん、シンプルを信条にしてる僕は、演劇に関してもシンプルで、
例えば、僕の作品なんかは、全部が全部とは言いませんが、ほとんどが1幕劇。
幕開けからエンディングまで、暗転なしノンストップで駆け抜けます。
そう、暗転なしということはですよ、基本、僕の作品は、照明が変わりません。
今回4月にやる作品も照明は、舞台となる実験室の明かりだけ作って、幕開けからエンディングまでずっとこの明かりでいきます。
音楽に関しても、基本使いません。劇中、音楽はないです。
過去、劇中音楽を使ったことはあるにはあるんですが、まあそれでも、数曲…?少ないです。基本は使いません。
開場音楽と、カーテンコールの音楽、くらいかな、使うとしたら。
今回4月公演も劇中音楽は使いません。
あとそうですねぇ、効果音なんかは、これはほんま、使った記憶がありません。たぶん使ったことないんちゃうかなあ…
芝居もね、ただの会話劇です。動きがほとんどない、会話劇です。
まあこういうシンプルな芝居が僕は好きです。
シンプルイズベストって言いますよね?
ただね、こうやって、場面も変わらない、照明も変わらない、音楽、効果音は使わない、芝居もほとんど動かない、って言うと、
一見、あんまオモロないちゃうか、と思われがちなんですが…
いやいやいや、どうしてどうしてどうして、シンプルイズベストなんすよ。シンプルが一番強いんすよ。
シンプルが一番強くあなたの心に突き刺さるんすよ。
ただ一番難しいと…
なんもないすからねぇ、ごまかしきかへんのですわ。
ほんま、生身の肉体と、シンプルな会話だけで笑わすって、ほんま難しい。
今回4月公演もそうなってます。
ムズいでぇ、
あと、今思い出したんですが、何年か前にね、東京でパントマイムのお芝居を観に行ったんですよ。
一人芝居やったんです。
舞台は素舞台でした。
なんもない。
例えば、森のシーンやったら…
なんかね…森が見えてくるんですよ。
素舞台やのに。
その表現者が演じてると、
素舞台やのに森が見えてくる。
僕ちょっと感動して、
それ以来うちは素舞台です。
ま、セットがあるとしたら、簡素なセットですよ。テーブルとか、椅子とか、そんなもんです。
今回4月公演は、テーブルと椅子だけ。
実験室は、我々表現者が創ります。
あなたに実験室が見えますように…
やっぱ人ってね、なんもないと、不安になるんですよね。
足したくなる。
特に「役者」という生き物は、足したくなる。
僕からしたら、「過剰な表現」。
「あなた普段そんな喋り方しますか?あなたそんな普段身振り手振り大きいですか?あなた普段そんなリアクション大きいですか?あなた普段そんな歩き回りながら喋りますか?」
普段やらないでしょ?
普段やらないならやめてください。
演技をしないでください。
ただシンプルにそこの椅子に座って、ただシンプルに頬杖ついて、ただシンプルに小さく頷いてくれればそれでいい…
何で、普段やらないことを、お芝居になると、足していくんですか。
やめてください。
特にコメディやともっとやってしまいますよね?
なんか、大きいリアクションとった方が面白い?と思われているのでしょうか?
いい、いい、いい、そんな大きいリアクションとかいらないから、普通にやって。
実はね、セリフもね、力の抜けたポロッとこぼれるようなセリフの方が面白いんですよ。
それをまあそんな大きな声で、そんな表情作って、
きっとそっちの方が面白いと思ってるんでしょうね?
もうやんなくていいから。ほんま、足さないで…
ただただリラックスして、楽しんで、目の前の人と会話してくれれば、それでいいから。ほんまそれだけでいいから。
足さないで。
って思います。
引き算の美学っす…
はい!最後になりますが、すいません、ちょっと宣伝みたいになって恐縮なんですが、僕今メルマガ書いてまして、そのメルマガのタイトルが、『喜劇団R・プロジェクト倉橋勝の裏話!ブログでは書けないシュールコメディの秘密』
っていいます。
タイトルどおり、ブログでは書けない裏話、秘密をね、書いております。
製作秘話とか、ネタバレ情報、先行情報、チケットお得情報、メルマガ読者しか知り得ない情報を書いてます。
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ブログよりもツッコんだ内容を書いております。どうぞ読んでください。
それでは、最後の最後に…
演劇はやっぱ生っしょ!